2022年パ・リーグ投高打低の謎に迫る!

ここまで2022年のパ・リーグは、投高打低の状態であると言われています。
 
パ・リーグでは佐々木朗希投手が完全試合を達成するなど、プロ野球の歴史に名を残す結果が出ましたが、実は佐々木投手以外の投手陣の成績もずば抜けているのです。
 
今回は、2022年パ・リーグ投高打低の謎を紐解きます。
 

まず、今年のパ・リーグ防御率トップ10を見てみましょう。(4/21日現在)
 
防御率トップは千葉ロッテマリーンズ所属のロメロ投手で防御率0.45です。
 
防御率トップ10の中では最下位、日本ハム所属の上沢投手で防御率2.16となっています。
 
少なくとも規定イニングで自責点が2点以内で抑えられるピッチャーがパ・リーグには10人以上いるということになります。
 
もちろん、まだ開幕1カ月なので、投球回数に大きな差があることは事実です。
 
しかし、昨年のパ・リーグでは防御率2点台だったピッチャーは4人しかいないので、この数がいかにすごいかが理解できると思います。
 

では、パ・リーグの打撃成績はどうなっているのでしょうか?
 
パ・リーグの打率ランキングトップ10のうち、3割を超えているバッターは日本ハムの松本選手、楽天イーグルスの西川選手、ソフトバンクホークスの三森選手の3人です。
 
こちらに関しては少なく見えますが、昨年のパ・リーグ打率ランキングでは、3割以上のバッターは4人となっており、大きな変化は見られません。
 
つまり、今年急にバッターの打率成績が落ちているというわけでもないのです。
 

では、防御率が良くなっている大きな要因は一旦どこにあるのでしょうか?
 
私は「ホームラン数」にあると考えています。
 
パ・リーグの全球団のホームラン数は4月21日現在55本です。一方、セ・リーグの全球団の本塁打数は91本です。
 
およそ「1.65倍」の差があります。
 
また、ホームランは1つ出るだけで必ず得点になるので、得点力に大きな影響があるでしょう。
 
つまり、パ・リーグではピッチャーがホームランを打たれにくいから防御率が良くなっているのではないでしょうか?
 
今後の打者が活躍していくためには強打者がどれほど出てくるかが鍵になりそうです!
 
 
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