完全試合未遂?!記録に残らない記録に迫る

中日の大野雄大投手が5月6日の阪神戦に先発し、9回完全投球を成し遂げました!

大野投手は一人のランナーも許さず、9回を投げ切りました。本来であれば、完全試合達成となる結果でした!

しかし、阪神先発の青柳投手も9回まで中日打線にタイムリーを許さず、勝敗がつきませんでした。

その後、延長10回に突入し、2アウトから阪神の佐藤選手に2塁打を浴び、大野投手は完全試合の記録を逃しました。

完全試合を逃した直後、立浪監督から交代の打診があったとのことですが、それを断り、10回を投げきりました。

その直後の10回裏に中日はチャンスを作り、石川選手がサヨナラを決めました!

大野選手は完全試合を逃したものの、結果的に勝利投手となり、真っ先にベンチを飛び出して、石川選手を迎え入れました!

今回、大野投手は完全試合を逃しましたが、素晴らしい投球と勝利はファンの記憶に残る結果となりました!

 

実は、過去に9回までに勝敗がつかず、完全試合を逃した選手が一人だけいます。

それが元プロ野球選手で西武に所属していた西口投手です。

 

2005年の8月27日、西口投手は東北楽天ゴールデンイーグルス戦で9回まで力投し、完全試合の条件である「9イニングノーヒット、無四死球、無失策、無走者」を見事達成していました。

しかし、楽天先発の一場投手も西武打線を4安打に抑えこむ素晴らしいピッチングで互いに勝敗が付かない試合展開になります。

そのため、9回で試合が終わらず、延長戦に突入します。西武の西口投手は延長の10回もマウンドに上がりましたが、楽天の先頭バッター沖原選手にヒットを許してしまい完全試合は消えてしまいました。

 

長いプロ野球の歴史の中でも、9回に完全試合の資格を有しながら、延長戦で記録を逃したのは、先程紹介した、大野投手と西口投手の二人だけなのです。

西口選手と大野選手はお互いに9回まで記録がかかる試合を数回経験しています。大野投手もまた完全試合を狙える試合がまだあるかもしれません。

次の機会に大野投手が完全試合を記録できるかが、とても楽しみですね!

 
 
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