根尾選手の投手転向?!野手・投手の転向の歴史を振り返る。

中日ドラゴンズの根尾選手が野手起用から投手起用へ変更になりました。
 
2019年からプレーし始め、野手として111試合に出場し、打率1割7分2厘、本塁打1本、打点20という成績でした。
 
野手として苦労していた中でも、練習熱心で今季は外野手としてスタメンで出る機会もありました。
 
しかし、そんな中でのシーズン途中の外野手から投手への転向で球界に大きな反響を呼びました。
 
 
現在、メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ投手は、根尾選手の投手としてのピッチングを「伸びしろしかない」とコメントしたり、元中日の吉見さんも「素晴らしいボールを投げていた」と絶賛しています。
 
多くの球界人から根尾選手の投手転向が注目される中、投手転向が結果に結びつくことはあり得るのでしょうか。
 
過去の転向した選手の歴史を振り返ります。
 
 
投手から野手へ転向した例では、阪神の糸井選手、元ロッテの福浦選手、元ヤクルトの雄平選手が成功例です。
 
糸井選手は最速151kmの直球を投げ、投手として活躍を期待されましたが、入団から3年後の2006年から野手に転向しました。
 
転向前は投手として1軍で登板する機会がありませんでしたが、野手転向後には着実に成績を残し、最高出塁率を3回、首位打者を1回、盗塁王を1回、ベストナインに5回選ばれるほど、球界に名を刻む選手になりました。
 
 
福浦選手は投手としてドラフト7位で指名されましたが、肩の痛みに悩まされました。その結果、当時の打撃コーチに野手転向を説得され、1994年から野手としてプレーしました。
 
転向後、2年は試合に出ることが出来ませんでしたが、1997年から1軍デビューを飾り、2001年には首位打者、ゴールデングラブ賞を3度受賞するなど結果を残しました。
 
 
雄平選手は投手として入団し、144試合に投げ、18勝した過去があります。ところが、大きな結果が出せなかったことで、2010年から野手転向を決意しました。
 
野手として、大きな成果をあげたのは2014年です。この年はベストナインに選ばれ、ヤクルトのリーグ優勝に貢献しました。
 
 
一方で、野手から投手の例はかなり少なく、現役ではオリックスの張奕選手のみとなっております。
 
張奕選手は育成時代、外野手として登録されていました。しかし、プロ入りして1年経過してから、投球練習も参加するようになり、2019年から投手として登録されました。
 
その後、投手として1軍デビューを飾りました。野手としてプレーした育成選手が初先発初勝利した記録は史上初とのことです。まだ、ローテーションに入ることは出来ていませんが、今後の活躍が期待されます。
 
 
投手への転向はかなり例が少ないことから、今後を予測しづらいところがあるものの、転向後の選手の成績を見る限り、かなり成功している印象を受けます。
 
現に根尾選手は既に野手時代から投手として登板し、6月22日のヤクルト戦では8回に5番手としてマウンドに上がり、最速152kmの直球を投げるなど、結果を残してきています。
 
今後の根尾選手の投手としての活躍に注目です。
 
 
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