目指せ3冠王!今季最も記録に近い選手は?

今年はノーヒットノーランや完全試合を佐々木投手が達成するなど、記録ずくめのプロ野球。
 
しかし、まだ令和になって一人も達成していない記録があるんです。
 
それが「三冠王」の記録です。
 
 
三冠王は2004年に当時ダイエーに所属していた松中選手が記録してから、一度もその称号を手にする選手は出てきていません。
 
しかし、今季のセ・リーグには「三冠王」の称号を手にすることができる可能性を秘めた選手がいます!
 
その選手はヤクルトに所属する村上選手です!
 
 
村上選手は、ヤクルトの4番バッターで今季はここまで、本塁打・打点の2冠、打率も3割を維持しており、後半戦の結果次第では、三冠王を目指せる成績を残しています。(7月7日現在)
 
最近の野球関連の記事でも三冠王を狙えるのではないかということで、村上選手が取り上げられることが多いです。
 
しかし、プロ野球会において三冠王の称号を手にした選手は非常に少なく、7人だけとなっています。
 
では、なぜ三冠王は取るのが難しいのでしょうか?
 
 
それは、強打者かつ、ミート力がある選手でないと三冠王になる資格がないからです。
 
本塁打数と打点に関しては、本塁打を打てば、打点を上げられるわけなので、この二つは強打者なら2冠を取れる可能性があります。
 
しかし、首位打者になるためには打率を残さなければなりません。
 
実際に現役時代、史上3度三冠王に輝いたことのある落合博満さんがテレビの番組で「三冠王になるのに1番難しいタイトルは?」と聞かれた時に「首位打者」と回答されていました。
 
一般的に本塁打・打点の部門で選ばれる選手はパワーのある一部の打者に限られます。一方、首位打者に関しては、規定打席に達すれば、誰でもそのチャンスがあります。
 
首位打者を目指す場合、ライバルがとても多いのです。
 
また、本塁打・打点は積み上げできますが、打率は下がることもあります。本塁打や打点を積み上げながらかつ、ヒットを打たなければならないので、非常に三冠王は難しいことがよく分かります。
 
さらに、打率を上げるためにはヒット数と共に四球の数も大きく影響してきます。ホームランを狙いつつ、選球眼も磨かなければならない点で首位打者は合わせて取るのがかなり難しいタイトルなのです。
 
 
村上選手は、現在セ・リーグの本塁打、打点部門ではダントツのトップ、打率ランキングは6位です。
 
これまで三冠王を逃す要因となっている打率がどこまで上がるのか。ぜひシーズン通して諦めず、三冠王を目指してほしいですね。
 
 
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